雷を見て思ったこと

このところ、荒れた天気が続いています。

ここ数日は雷に遭遇することが多く、仕事帰りなどによく眺めています。

 

こっぴどく怒られる様子を「雷が落ちる」と言うことがあります。

私自身、家族に対してこっぴどく怒ったことがあるので、雷を落とした経験があります。

 

「落雷」という言葉が示すとおり、本物の雷は地上に落ちることがあります。

ただ、「雲間雷」というものもあり、こちらは地上に落ちず、雲の間で完結するものを指します。

 

写真は雲間雷の様子です。

 

落雷は、直撃すれば人やものに被害を与えます。

直撃しなくても、誘導で電力や通信に被害を与える場合があります。

しかし雲間雷は空で完結するので、そこまでの被害はないと言って良いと思います。

 

その特性から「怒りと雷は似ていて、怒りは矛先次第ではDVになる」ということを感じました。

 

生きていれば、嫌なことの一つや二つ遭遇します。

それが積もり積もると怒りがピークに達し、雷を落としたくなります。

本物の雷も、雲の中にある氷の粒同士がぶつかり合い電荷がたまっていくと発生するので、これも怒りと似ています。

 

そんなことを考えていたら、「怒りがたまってきた時は、矛先に気をつけていれば良いのだな」と改めて感じました。

雷は落雷になるか雲間雷になるか、見ていても分かりません。

しかし自分の怒りの矛先は、自分でコントロールできます。

その矛先を他人に向けないのはもちろんですが、雲間雷のように自分に向けては自分を傷つけてしまうので、別の方向を用意しておく必要があります。

雷を落とす前に、電荷を逃がす(怒りを静める)方法や、どうしてもというときのはけ口(運動する、趣味に没頭するなど)を事前に準備しそれを実行できるようにしておくことが大切だと感じました。                           

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