違いを認め、相手を受け入れること

2022年8月6日は77回目の原爆の日。

2人の小学生が、平和記念式典で「平和への誓い」を述べました。

平和への誓い

(前略)

戦争は、昔のことではないのです。

自分が優位に立ち、自分の考えを押し通すこと、それは、強さとは言えません。

本当の強さとは、違いを認め、相手を受け入れること、思いやりの心をもち、相手を理解しようとすることです。

本当の強さをもてば、戦争は起こらないはずです。

過去に起こったことを変えることはできません。

しかし、未来は創ることができます。

悲しみを受け止め、立ち上がった被爆者は、私たちのために、平和な広島を創ってくれました。

今度は私たちの番です。

被爆者の声を聞き、思いを想像すること。

その思いをたくさんの人に伝えること。

そして、自分も周りの人も大切にし、互いに助け合うこと。

世界中の人の目に、平和な景色が映し出される未来を創るため、私たちは、行動していくことを誓います。  (以上、広島市のホームページから転載)

https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/education/16190.html

 

「自分が優位に立ち、自分の考えを押し通すこと、それは、強さとは言えません。」

私は家族に対して優位に立とうとし、相手を受け入れず私だけの正しさを振りかざし、妻や子どもたちを困惑させ、大声で従わせようとしました。その結果、家族を傷つけてしまいました。それは私が家族に戦争の恐怖そのものを与えてしまったのだと思います。

 

「本当の強さとは、違いを認め、相手を受け入れること、思いやりの心をもち、相手を理解しようとすることです。」

「平和への誓い」によって、小学生に改めて教えてもらうことができました。

今の私はこの言葉を受け入れて、一歩ずつ実践していこうと思います。そうすることで、まずは私自身が平和な存在になろうと思います。

 

さらに子どもたちは話します。

「過去に起こったことを変えることはできません。

しかし、未来は創ることができます。」

私が家族を傷つけてしまったことは変えられません。妻や子どもたちは受けた傷を抱えて生きることになります。私は取り返しのつかないことをしてしまったのだと思います。その痛み、苦しみや思いを想像することが、今の私の課題です。

 

そして、その課題に私自身がどう取り組むか。傷つけてしまった家族への罪の意識を持ち続け、家族の気持ちを想像します。違いを認めて相手を受け入れ、自身の行動を変えて平和な未来を創ることに寄与することを、私も誓いたいと思います。

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