誕生日、記念日、クリスマス、入学式、卒業式、運動会、旅行、外食
笑顔で過ごすイベントが終わる頃、
家族が全員、下を向きお通夜と化す。
「こんなはずじゃなかった」と後悔する。
パートナーや子供たちを喜ばせ、一緒に楽しみたかっただけのはずが、
なぜ?
イベントを共にする家族は、みんなが楽しめると思って参加している。
自分も例外ではなかったのだが、
どういうわけか、どのイベントでも自分が中心になりたがる。
家族が主役なのに、自分の思うようにならないと、そのイベントをぶち壊す。
それを家族の思い出の1ページと化す。
「そんなつもりはなかった」
これに向き合い、その時の気持ちや考えを洗い出し、
更にその根底にある自分を見つけ出す。
時には、イベントとは無関係の感情をこの場に持ち出している。
「そんなつもりはあった」ことに気づく。
気づくまでに払われた代償、すなわち家族の犠牲は計り知れない。
あらゆるイベントに怖れ、楽しめなくなっていても、
主役である家族もまた、怖れ、楽しめずにいる。
そこから抜け出すには、
素直な気持ちで参加し、笑顔の家族との記憶にするためには、
今日も1つ、自分に気づく。
家族のためにも、自分に気づく。
この機会を与えてくれるのが“タント”であり、
一緒に学ぶ仲間がいる。
イベントが「こんなに楽しいものか」と感じられるように、
日々、学びを積み重ねている。
どうせ並ぶなら、お通夜より、アトラクションや話題のお店に、
心弾む家族と並びたい。
その希望を胸に。
4-30