毎年、4月は新入生や新社会人のスタート時期でフレッシュな季節となる。
ただ毎年、自分事ではないので、正直他人事として捉えている自分がいるなと客観的にみていた。
今年は、息子が小学校へ入学し新一年生として新たな社会生活に一歩足を踏みだした。
幼稚園の入園時からコロナがスタートし、どうなることか分からないこの3年あまり小さな体がどんどん大きくなり
親や社会不安を他所に大きく成長してくれた。
卒園式をはじめとする様々な幼稚園生活にお別れを告げる行事が慌ただしく過ぎ去っていき、遂に昨日入学式を迎えた。
前歯が無い顔で少し不安を抱きつつも、大きな期待と喜びを顔いっぱいに表現し一人で学校に入っていく背中をみて非常に誇らしい気持ちになった。
小さな背中に大きな夢を持ちながら、子供たちは1日1日と大きく成長している。
そこで、自分自身について振り返ってみた。社会人としての生活が生きてきた年月の半分以上を占めるようになりキャリアや仕事の進め方、社会的地位はある程度確保できた。
その日々の中で、彼のように毎日成長できていると言えるだろうか?
毎日を無駄にするな、と子供たちに伝えていながら、自分自身毎日を精一杯頑張っているだろうか?
そして、家庭内DVをしている父親を見てこの子の将来や夢に大きな傷跡を残していないか?
たんとに参加して、早3年生になる。参加したきっかけは、この子の誕生日というお祝いの日にもかかわらず些細なことでキレてパートナーを足蹴にしたこと。
3歳から6歳へと大きく成長してくれた中、自分は胸を張って成長できたと言えるだろうか。
DV加害者には卒業が無いとも言われている。
我が子の成長を誇りに思いながら、父である自分も足りない点を見つめて日々の成長の糧にしていきたい。
近い将来、「私も成長できたよ」と子供たちに胸を張って言えるように。
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