歪んだ信念や価値観に気づく

変化のステップにあるように、変化を実現するためには、自分の暴力を引き起こす元になっている信念や価値観に気付いて明らかにする必要があります。

歪んだ信念や価値観に気づくことがとても大切です。見えた石は取り除けるので。

 

妻との会話の中で気づくことができた、私が持っていた歪んだ信念と価値観について共有しようと思います。

新しい職場で男性職員から、「全然ダメ、貸して、俺がやる」とか、「出来てなかったから、俺がやっといた」とか、「こんなことも出来ないの?しょうがないな〜、俺がやってやるよ」といった言葉を言われた。ほんと嫌な気持ちだった。オレ凄いって悦に浸って、オレ格好いいと勘違いしてる。本人は格好付けているつもり。

 

この話を聞いて自分も同じだと思いました。

自分の得意な分野で妻のミスを見つけたら喜んで指摘し、「お前は全然ダメだな。俺はこんなに凄いだろう。」とやっていました。

当時は、自分を格好良く見せようとしていたつもりでしたが、振り返ってみると、相手を下げて自分を上げるような言動は凄く格好悪いと感じました。

 

「凄いと格好良くて愛される。そのためには相手を下げてもいい。」

そんな歪んだ価値観を持っていました。

 

愛されるとは何かと言うと、好かれる、認めてもらう、褒めてもらう、肯定的な言葉がもらえる、注目される、プレゼントがもらえる、なでてもらえる、一緒にすごしてくれる、手伝ってくれる、などでしょうか。子供が親に対して「こんなこと出来るようになったよ〜、見て見て〜凄いでしょ!」というのと同じですね。

別に凄いから愛されるわけでもありません。

愛されるのに凄い必要なんてないと思います。

 

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相手を下げて相手の仕事を取り上げるのは格好悪い行為です。

相手の努力を否定したり、仕事を奪って成長の機会を奪ったり、ダメダメです。

意外と多くの人がこの歪んだ信念と価値観を持っていると思います。

このような行為は愛されるどころか嫌われますので気をつけてください。

 

困っている人がいたら、できるようにサポートするようなジェントルマンになれるよう、日々努力していきます。