生涯学び続けるということ

生涯学び続ける、ということがビジネスの場でも、それ以外の様々な場でも言われるようになって久しいと思います。
 何かのスキルを身に着ける、知識を深めていく、それは時には仕事に必要だったり、趣味としてだったりと色々なものがあります。
 そうした一般的にイメージしやすい学びだけでなく、年齢を重ねたり、家族が増えたり、新たな人間関係を築いていったり、そういった今まで自分が経験したことのない場面で学ぶことも多々あると思います。
 そうして自分の価値観や人間性を高めていくということは考えてみれば当たり前に必要なものなのです。
 育った環境も違えば持っている価値観も違う、そんな人とどう関係を築くかを試行錯誤しながら進めていくのです。
 そのことに気づかなくなったのか、最初から学び育てるということができていなかったのか、自分の価値観や考えを変えることなく、時には相手に押し付け相手を傷つけ、そうして家族関係の中に歪みを生じさせ、歪みは大きな亀裂へと変わっていったのだと振り返っています。
 真摯に過去に自分のしたことや起こしたことに向き合い、そして今の自分と向き合い、未来へとつなげていく。そのためには学び続けることが必要です。
 自分の経験から、他のメンバーの経験から、様々な角度から学んでいくことで学びは深まっていき、自分の考えや価値観を見直す助けや気づきになります。
 そうして、グループ以外でも学び、気づき続けることで、通り過ぎるように年齢を重ね、新たな人間関係を築くのではなく、よりよい人間関係を築いていくことができるようになるのではないかと思います。
 ですから、終わりやゴールがあるものではなく、これから先も学び続けていきたいと思います。
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