ポジティブに生きる

私には、女性に対して、「気を遣うこと」や「先回りして行動すること」を求める価値観があり、パートナーからのサポートやサービスを当然のこととして享受してきました。

 そして、私は、それらを空気や水のように当たり前のこととして捉えるばかりでなく、それらを強く求め続け、パートナーを自分の感情のごみ箱のようにも扱ってきました。

 

 パートナーは、私から言いたい放題に言われ続け、専業主婦の頃は、社会の役に立っていないと言われ、働き始めると、今度は、子供の面倒が十分に見られていない、家事が疎かになっていると言われ、日々罪悪感や無気力の中に生きてきたと思います。

 

 そんなパートナーをよそ目に、私は、何の罪悪感も抱かずに仕事に集中してきました。

 そう過ごしてこられたのは、パートナーの献身的な支え、パートナーや娘たちの我慢や犠牲の上に成り立っているということに向き合わずに、これまで生きてきました。

 

 過去、現在に真正面から向き合い、そして、未来を含めて、全てに責任を負っていくためには、自分や周りの方に対して、素直になることだと意識するようになりました。そして、素直になるためには、「ポジティブに生きる」ことが必要ではないかと考えています。

 

どんなことでもプラスになるし、プラスに変えられる。そのことにフォーカスし、心のスケールを高く保つ。

そうすることで、全てを認めることができるし、受け入れることもできる。「変わること」のスタートラインに立つことができると思っています。

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