感謝の気持ち

グループ参加プログラムに参加して2年10か月。参加回数も105回になった。

2020年8月に初めて参加したときはこんなに長く参加していることを想像していなかった。

 

初めて参加したときは、「いつまでも自宅から出て行った妻、娘のことを考えていても前に進まない。まずは自分が妻にしてきたこと(DV加害)を他者と学び、自分が変わっていく必要がある。」と考えて参加したので、1年後、2年後の具体的な自分については想像できなかった。

 

幸いにも昨年4月から毎月1回、娘との面会交流で一緒に遊ぶことができている。面会交流の場を与えていただいた妻に感謝します。

 

妻が自宅から出ていったとき、娘は1歳10か月。初めて面会交流した時は、娘は4歳になっており、元気に成長した姿を見て嬉しかった。

一方で、娘は何年も会っていない私のことを父親として認識しているかどうかの不安もあった。

何度か面会交流をしたとき、娘が「パパ、こっちのおもちゃで遊ぶ。」と言ったときは嬉しかった。

妻は娘に私のことを父親として伝えてくれていたことを想像した。妻に感謝します。

 

妻と同居中、私は自分のことを優先して妻に対する感謝の気持ちがなかった。

妻の家事育児を当然のように考えていた。

しかし、家族の一員として家事育児に参加することは当然の義務であること、

私は男としての特権を使って家庭内で好き勝手していたことをグループ参加プログラムで改めて認識した。

 

現在1人で生活しており家事(部屋掃除、食事作り、洗濯)は自分でしている。

妻と同居中、妻がしてきた家事の大変さを感じ、これまでしてきた妻に対する感謝の気持ちが生まれた。

そして、自分は妻に甘えていたことに気づいた。

 

プログラムで学んだことを行動することで、気づきも生まれる。

 

リフレーミングでは、物事に対して異なった見方ができるようになり、決めつけをしてイライラする自分を変えることができる。

セルフトーク、タイムアウトは、イライラしたとき自分の気持ちを落ち着けることができる。

欲求充足して心のスケールを上げる。

 

失ってしまった信頼を回復するのには時間がかかる。しかし、投げ出してしまえばそれまでである。

「人はこの世に学びに来ている。困ったことは起こらない。それは学ぶときがきたということ。」

共に学ぶグループ参加メンバーに感謝します。

 

娘の成長を支えている妻に感謝します。元気に成長している娘の存在に感謝します。

 

 

写真:GWに新宿御苑で撮影した写真。都心部にも素晴らしい自然豊かな空間があります。美しい景観の中散歩すると心のスケールも上がります。

                                     1-10