「共同親権」勉強会への参加

 先月中旬に、たんとより2月28日(水)21:00~ZOOMでの「離婚後の共同親権制度について学ぶ会」という勉強会の参加のお誘いがありました。

 

 別居の身である自分にとって、ここ最近7歳になる子供との面会交流では、週末に自分の家に泊りで遊びに来れるようになり、行動範囲も面会時間も広がり、自分も楽しく、子供も自分との遊びを楽しんでくれているように勝手ながら感じているのですが、パートナーとの調停を重ねる ごとに、この先離婚に至った場合に決めなくてはならない項目の一つとして、親権があり、安易に子供と遊ぶのが楽しいから親権が欲しいと考えたり、現実的になればなったでワンオペで子供を育てていく事への不安もあり、取らない方が子供の為・自分の為かなと考えたりすることが、 最近多くなってるなと感じていた矢先でのお誘いだったので、共同親権って何なんだろうと興味が湧いたので参加しました。

 

 参加すると、約50名の参加者がいて9割位が女性でした。勉強会の先生が、DV、性虐待、ストーカー、パワハラ等法テラス案件を80%とメインに活躍されてる岡村 晴美弁護士(旧ツイッター X名 弁護士小魚さかなこ)さんで、「共同親権制度」には危機感を抱いてるDV被害当事者弁護士の1人です。

 危機感を抱いているのは、今年の1月30日に家庭法改正で、いままでの「単独親権制度」のみから「共同親権制度」の導入が、専門家たちによる反対派も多い中、十分な議論がされないまま、 強行採決された事に危機感を抱かれてるとの事でした。

 

 親権について少し触れると、親権とは、離婚後の身上監護権、重要事項決定権、財産管理権、法定代理権があり、民法上の規定があるのは身上監護権のみで、監護をどちらがする?面会交流の 頻度は?養育費用は?等を取決め、纏まらない場合は家裁が定めるのですが、それ以外は共同親権の内容にあたるとのことでした。

 

 父母が合意できる内容での共同親権であれば良いが、我々が犯したDV・虐待が原因で、かつ葛藤が激しい状態で離婚した後での非合意の共同親権は、子供を危険にさらすリスクがあり、危険すぎる。との意見が多いらしく、海外でも見直され始めてるとの事で、リスクが大きい事項の重要事項決定権とは、塾や進学や医療等、日々の子供の選択決定権があげられるそうで、共同親権となるとその決定権は父母半分ずつになるそうです。

 

 話を聞いてると、父母の葛藤が無く合意できる内容での共同親権であれば、子供にとっても良い親権ではないかと私も思いましたが、私が犯したDV・虐待が原因である現在の状況なので、単独親権であれ共同親権であれ、まずは父母の葛藤が無くなるよう、自分は変化して、子供の安心を優先した親権制度を選択していかなくてはいけないなと思え学べた勉強会でした。

 

 

※写真は勉強会で、岡村 晴美弁護士さんが作成された48ページにわたる資料の表紙です。

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