相手の話を聞くということ

たんとで学びを始めて5年になります。

おかげさまでパートナー、子どもたちとは円満に過ごせていると感じています。

最近の過ごし方で自分が変われたかな、と思うことについて書いてみます。

 

たんとに通い始めて最初の頃は「もう後がない」という危機感で不満を抑えている状態でした。自分のことばかり考えて、自分がいない時のパートナーの苦労や楽しかったことなどに思い至ることがありませんでした。

 

別居からしばらく(23年?)経った頃でしょうか、夜家族で食事をすることは受け入れてもらって、私が帰るまでの間、パートナーとその日あったことなどをお互いに話したりしていましたが、まだまだ自分の話ばかりだったのでしょう。

そんな頃パートナーからもっと話を聞いてほしいという訴えがあり、どうしたら良いか考えました。頭では相手の話を聞くようにしたいと思っていても、つい自分の話ばかりになってしまいます。そこで2人で考えてプロレスのマイクパフォーマンスのように喋ったら相手にマイクを渡す(叩きつけないで置くポーズ)、というルールを決めました。ラップのMCバトルのような感じをイメージしても良いと思います。(もちろん相手をdisらない)

頭で思うだけではなく動作もセットにしたら、自分が話すことと相手にマイクを渡そうとという気持ちがセットになってとてもスムーズに楽しく会話が続くようになりました。

 

最近ではマイクを置く動作をしなくなりましたが、それは忘れたのではなくて自然に相手の話を聞けるようになったからです。

パートナーに今日はどうだった?と聞いて特に心配事等がなかった時も、しばらく話して帰る前、最後に改めて今日はどうだった?と聞くと、その日の家や仕事での出来事を話してくれます。すぐにパッと話せないこともあるのでしょう。昔の自分だったら「聞いたけど何も無いって言ったじゃないの」と思ってしまっていたと思いますが、今はおかげで1日の終わりにいろいろ話を聞けてスッキリと楽しく終えられるようになっています。

 

こんな経験を与えてくれたたんとスマイルのみなさんと何よりパートナーに感謝です。

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