我を手放すこと

僕の最近のセルフトークは“我を横に置いて、相手と同じ景色を見る。”です。

 

理由はDV気質の根幹には“我”があるからです。

 

DV気質≒我と言っても良いと思います。

 

“我”をどこまでも断ち切ることによってDV気質を断ち切りたいと思っています。

 

我を横に置いて、相手と同じ景色を見るということは他者との一体感を感じることが出来て、愛・所属の欲求を満たすことに繋がるのだと思います。

 

僕は長年、合気道のお稽古を続けています。

合気道は投げ技、関節技のある武道です。

合気道は暴力を止めるものといわれることがあります。

 

僕はその合気道をしていても“我”が心にこびり付いていたために力任せになり、相手に痛い思いをさせてきてしまいました。

 

ところが、昨年あたりから力任せの腕力ではなく、身体全体の力を使えるようになってきました。

さらには呼吸力という力をも使えるようになってきたのです。

 

敵意のある相手に対して、自分は何も思わなくても姿勢を保って、手を振り上げるだけで相手は圧力を感じて倒れるのです。

 

腕力〜身体全体の力〜呼吸力にシフトしていくためには、“我”を手放す必要があります。

 

そこで気付いたことは、“我”というのは一気に全てを断ち切れるものではなくて、段階的に減らしていく必要があるということです。

 

人間はデジタル的に悪いところを断ち切れることは出来ないのかもしれません。

 

 

呼吸力とは宇宙の根源エネルギーから来ていると思います。

宇宙の根源のエネルギーは“氣”や“愛の力”とも言い換えることが出来ると思います。

 

アティテューディナル・ヒーリングで言うところの私達の本質は温かい心・愛と同じものです。

 

合気道のお稽古を続けていけるモチベーションを保つ秘訣、何が面白いのかと言うとお稽古を通して心と身体が日々アップデートし続けていけるからです。

 

そのアップデートを続けていくことによって、我を無くしてDV気質を手放して合気道を上達し続けていきたいと思っています。

 

※写真は今年の4月に茨城県の岩間にある合氣神社に行った時に撮った合気道開祖の歌と写真の石碑です。

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