年末を迎え、仕事で部下と人事評価の面談をしました。1年間の仕事内容を振り返り、年度当初に定めた目標に対する達成度や今後の予定などについて話し合いました。面談の中では、普段なかなか見ることができない部下の普段の仕事ぶりや考え方を知ることができ、評価する側にとっても多くの気づきを得ることができる貴重な機会となりました。また、目標に届かない部分について、その原因を分析し今後に向けた対応を検討したことで、達成までの見通しを立てることもできました。面談の中で明らかになった担当者間の考え方の違いを調整することに苦労しましたが、組織の考え方や目標いついての話し合いを通して、解決方法の合意形成に至ったこともありました。
職場という年齢も立場も異なる集団においては、人数の分だけ異なる考え方があります。その中でどの組織においても、組織の目標を達成するために、異なる意見に耳を傾け、対話を重ねて全員と目標を共有するという作業を行っていると思いますし、私も意識しながら行っているつもりです。
では、家族の中ではどうだったかというと、家族が私の思いとは異なる行動をとると、話し合う前に不機嫌になり自分の主張を押し付けてばかりいたと思います。相手の話を全く聞こうとしない態度は、まさに外的コントロールそのものです。たんとでの学びの中で、私には他人をコントロールしようとする傾向が極端に強いということを知りました。家族なのだから思いは同じである、違うのであれば夫そして、親として、正さなければいけないという勝手な責任感から、私の考える「正しさ」や「こうあるべき」を家族に押し付け、できていないと責め続けていました。家族もしぶしぶではあるものの私の言うことに従うことも多くあったので、私は、自分はやはり正しいのだと錯覚し続けていました。
これまでの人生を振り返ると、親や学校の教師、職場の上司など、多くの人から様々な「ご指導」という名の外的コントロールを受けてきたように思います。そのほとんどは、確かに正しいことであり、自分でも受け入れ、自分の考えや行動を改めてきましたが、一方で「なぜこのような言い方になるのだろうか」「もっと違う言い方があるだろう」と思うことも数多くありました。あのようになりたくないという思いから、職場などの外部で他人と接する際には、それなりに気を遣ってきたつもりでいましたが、家では全くと言っていいほどできていなかったのだと思います。
外では意識していることが、家の中では全くできておらず、家族にはとても深い傷を負わせてしまいました。たんとでの学びを始めて7か月が経ち、以前からパートナーさんから言われていた、もっと子どもたちの気持ちを考えてほしいという言葉の意味にようやく気づくことができました。殴る蹴るといった直接の暴力はありませんでしたが、不機嫌な態度をとったり、できないことがあると批判したりと、「致命的な7つの習慣」に該当するものがいくつもありました。反面、自分が正しいと思い込んでいる私は、家族の声に耳を傾けたり受け入れたりするといった「身につけたい7つの習慣」の要素が欠如していたと思います。
自分の上質世界には必ず中心に家族がいます。家族にはいつも笑顔でいてほしい、そのために自分のできることは何でもやろう、このように思っていながらも、私の誤った選択の結果、家族をとても悲しませ、傷つけてしましまいました。家族が回復するためにどれだけの時間を要するかわかりません。それほどまでに私はひどい夫であり父親だったと思います。この事実はどう頑張っても変えることはできません。今の私にできることは、これまでとは違う自分に変わることです。たんとの学びを通じて、自分変えることができるのは自分だけであり、相手をコントロールすることはでないということ学びました。相手を尊重し、意見に耳を傾け、支援する、これらの行動ができる自分に変わることが、私の責任だと思います。そのために、これからも学び続け、家族だけでなく周りの人と良好な関係を築くことができる自分に変わっていきたいと思います。そして、いつか私が傷つけてしまった家族に笑顔が戻ることを願っています。
来年が、たんとで共に学んでいる皆さまにとって幸多い1年であることをお祈りしています。
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