「たんとすまいる」で学び始めてから早8ヶ月が経ちました。
昨年3月のある日曜日。前日が息子の誕生日だったのでその日は誕生日会をする予定でした。
出先から帰ってきたら家財道具一式なくなり、ほぼもぬけの殻になっていました。その時の驚きと絶望感は今も鮮明に覚えております。妻の実家が目と鼻の先で共働きということもあり、日頃から子供たちの面倒もよくみてもらっておりましたが、そちら避難していたのです。
何が起こったのかよく分からず、「明日中に元通りにすれば何もなかったことにする」と当時の私は妻にLINEをしました。そのうち帰ってくる、そのような甘い考えをしておりました。
弁護士からの代理人受任通知を受け取り、更に混乱、事の大きさが分かったものの、まだ何が起きているのか分かりませんでした。ネットで調べてみたり、関連するような書籍を職場のお昼休みの時間も使いながら読み漁りました。そしてようやく自分の行っていたことがDV(精神的虐待)であったと認識しました。その中の一冊『DV・モラハラ 加害者たちの体験談(DV加害更生プログラム「たんとすまいる」参加当事者の会)・著』で、「たんとすまいる」の存在を知り、藁をも掴む思いで参加を決意し今に至ります。
「たんとすまいる」では座学の基礎講座を経てグループ参加。グループ参加の初回は本当に不安しかなかったのですが、今では月3回のグループ参加が、自分の中の軸・定点観測の場として無くてはならない時間になりました。
学びを初めて3-4ヶ月頃である程度の手応えを感じました。自分自身の加害行為を認めることができました。別居で直接連絡が一切取れない環境下で、「自分は変わることができた、変わった自分を見て欲しい、調停などせずとも見てもらえたら分かるはず、早く帰ってきてほしい」という気持ちでした。しかし、その後、ストレスが溜まっている時、体力的にしんどい時、心に余裕が無い時は、分かっていても学びを完全に活かすことができず、職場や日常生活で完全に逆戻りとはいかず後退してしまうことが何度かありました。「自分は全然変わることができていない。このままではいけない」と反省し、気持ちが落ち込みました。これまでの人生で長年インプットし蓄積してきた価値観、特権意識、自分が優先されて当然という考え方を手放すことは容易ではありません。加害者性を手放すことは一生かけて取り組むほど大変であるということを、頭で分かって出来たつもりになっていましたが、全くできていないと身をもって実感しました。まだまだ、スタート地点立ったばかり、いや立てているのかと自問自答しました。
それ以上に、精神的虐待による傷、影響がどれほど大きく、深く、長期間渡り、生涯つきまとうことになるということを改めて認識し、世界で一番大切にするべき妻・子供たちに対して自分自身が本当に取り返しのつかないことをしてしまったことを痛感、心の底から後悔する日々でした。
そんな私の折れそうな心を奮い立たせてくれる、勇気づけてくれるのは、たんとすまいるの代表、ファシリテーターの方、そして一緒に学んでいるグループの仲間です。一人ではなく皆で更生プログラムに参加し、それぞれ置かれた環境は違いますが、目標に向けて学びを進めている。上を向いて、前を向いて歩いていきたいと思わせてくれる、月3回のグループでの学びを今後も大切にしていきたいと思うとともに、心から感謝しています。
調停を経て、現在も別居継続。弁護士経由でしか連絡を取ることは出来ません。面会交流は今後協議となりましたが、子供たちとの間接交流は認めて頂きました。昨年、初めて子供たちの写真と小学校で書いた絵を撮った写真を弁護士経由で送ってもらいました。久しぶりに見た、成長した子供たちは満面の笑みでした。素敵な写真を選んで送ってくれた妻に心から感謝したいと思います。心の糧になりました。妻そして子供たちが少しでも回復に向かっていることを切に願っております。
最近の好きな言葉は「今日が一番若い日」です。40代半ば、今後どのような結果になろうとも、人生は続いていきます。新しいことにもチャレンジしながら、当面の目標「いつも笑顔で子供が会いたくなる父親になる」に向けて、一日一日を大切に生きていきたいと思います。
※写真は、別居当初、閑散とした部屋に植物を思い、購入した観葉植物(パキラ)です。
時間とともに葉は枯れ落ち、そして新たな葉がどんどん芽吹いて、日々成長している様子は
自分も負けないように頑張ろうという気持ちにさせてくれます。
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