2026年元旦、別居してから約6年ぶりに妻と一人息子と3人で初詣に行きました。
「たんとすまいる」に参加した当初はこのような日が訪れるとは思ってもいませんでした。別居することとなった当時は、子どもとは二度と会うことができないと思っていました。息子はまだ幼稚園の年長さんで可愛いさかりでした。
僕が妻に暴力をふるってきた結果、別居せざるを得なかったので、妻と子どもに会うことができないのは仕方がないと受け入れてプログラムで学び続けてきました。
別居後、しばらく経ったころ、妻から子どもにお手紙を送って欲しいというリクエストをいただきました。約2年間、毎月お手紙や絵葉書を送らせていただくことができ、離れて暮らしていても子どもと心理的なつながりを感じられるようになりました。
その後、「たんとすまいる」の面会交流支援を受けて、スタッフ立会いの下で子どもと会う機会をいただけるようになりました。別居してから4年が過ぎたころでした。
この頃、妻からお手紙交換をしたいというリクエストをいただき、別居後の近況報告や子どもの将来などについて何度か文通をさせていただきました。また、昨年からは子どもとのオンライン面会交流のときに、少しだけですが妻もパソコンの画面に登場してもらえるようにもなりました。面会交流支援の下、子どもと妻と3人でお話しできる心温まる時間をいただくこともできました。
そして昨年末、妻から「年末年始は自宅へ来ませんか?」という連絡をいただきました。僕にとっては青天の霹靂で正直戸惑いましたが、ありがたいことだと思い約6年ぶりに玄関の敷居を跨がせてもらいました。
妻が用意してくれた年越しそばをご馳走になり、正月はお雑煮もいただきました。3人で近所の神社へ初詣に行き、僕は妻と子どもの健康をお祈りしてきました。
これまでの6年半「たんとすまいる」で学び続けてきて、自分の価値観が変化への妨げになっていることを自覚できるようになりました。
夫は外で働いてお金を稼ぐ、妻は子育てを一手に担い家庭を守る、そんな価値観の押し付けが妻を追い詰めていたのだと思います。
クロガネモチの木の花言葉は「執着」と「寛容」らしいです。
僕はこれまで自分の価値観を押し付けて、自分がこうあるべきだという家族像に執着していました。プログラムでは「べき」思考を手放して、それこそ「寛容」になれるような思考を学んでいます。晴天の冬空のもと毎日たくさんの子どもたちを見守っている公園の立ち木を眺めながら、いつも「寛容」であれる自分を目指して今日も学びを続けています。
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