1年間を振り返り思うこと

「たんとすまいる」に参加して、気づけば1年が過ぎました。

1年前の私は、激しい口論の末にパートナーから「離婚」という言葉が出たことで強い恐怖を感じ、何か“改善している姿”を見せなければ関係が壊れてしまう、そんな焦りの中でプログラムに参加していました。

正直に言えば、当時の目的は「変わること」ではなく、「変わっているように見せること」だったと思います。自分の内側と向き合う覚悟もなく、ただ必死に取り繕おうとしていました。

 

それでも、プログラムの中での仲間との会話を通じて少しずつ、自分の中の考え方の変化を感じるようになりました。

プログラムの中では共通のテーマでディスカッションをするのですが、自分の考えとは異なる視点、意見に触れることができ、話をしていく中で「こういう見方もできるのか!」と気づきを得ることが多くあります。

そういった気づきを通じて「人を変えようとしない」という姿勢が自分の中に根づき始めたことが自分の中で起きた(起こせた)変化だと思っています。

相手を動かすために反省したふりをするのではなく、自分がどうありたいか、自分がどんな選択をする人間でいたいかを考えるようになりました。これは、1年前の自分にはなかった視点です。

 

とはいえ、まだ変わりきれていない部分も多くあります。

職場では「自分が正しい」という思いが強く出てしまい、イライラを隠せないことが多くあります。最近は仕事がうまくいかない時期が続き、自分が納得できない仕事をしなければならない状況に苛立ち、その感情を周囲にぶつけてしまうこともあります。

家庭では意識して抑えられるようになってきたものの、まだ“我慢している”段階で、自然に穏やかでいられるところまでは到達できていません。

 

そんな未熟な私を、家族は変わらず支えてくれています。

仕事で落ち込んでいるとき、ただ話を聞いてくれる。時には冷静に諭し、気持ちを整えるきっかけをくれる。私が自分のことで精一杯になっているときでも、家族は私を見捨てず、寄り添ってくれています。

その存在の大きさに、以前よりも深く気づくようになりました。 そして同時に、かつてその家族を傷つけ、怖がらせた自分を思うと、強い恥ずかしさと後悔が湧いてきます。

あのときの行動がどれほど家族を不安にさせたかを思うと、とても恥ずかしいし、後悔を感じます。やってしまったことをなしにはできないですが、もう二度と同じことを繰り返してはいけない。その思いは、1年前よりもずっと強く、はっきりとしています。

 

これからの課題は、家庭で身につけつつある意識の変化を、場所を問わず(例えば職場でも)実践していくことです。

相手の立場に意識を向けること、相手を尊重すること、コントロールしようとしないこと。家庭ででき始めている小さな変化を、日常のあらゆる場面に広げていきたいと思います。

私はまだ「なりたい自分」にはなれていません。それでも、この1年で確かに変わり始めた自分がいます。

家族がいてくれたからこそ、ここまで来られました。これからも学び続け、選択を積み重ね、家族にとっても、自分にとっても、安心できる関係を築ける人間へと成長していきたいと思います。

 

※写真は春に妻と梅の花を見に行った時に撮った写真です。梅を見ながらいろいろと話すことができ、「こういう時間をこれからも過ごしていくために頑張っていこう」と思うことができました。

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