面会交流プログラム

子どもたちの成長の糧に

家族の形が変わる時、一番気になるのが、子どもたちのことです。親にとっての面会交流は、”変わらない愛情を子どもに注ぎ、ともに成長を育むため、子どもにとっては、大切なパパとママの両方から”愛されている”と実感することの出来る貴重な時間です。

 このプログラムは、子どもへの負担を出来るだけ軽くしながら、親子が交流出来るようにすることを目的としています。

 

たんとすまいるの面会交流とは

離婚によって夫婦が他人となった場合でも、子どもの存在はどちらにとってもかけがえのないものであることは変わりありません。 同様に、子どもにとって、父親も母親もともに代りのないとても大切な存在であると言えます。面会交流は別居親にとって大切なものではありますが、さらに重要なのは「子どものために行うもの」と理解して行うことです。

  子どもは面会交流で別居親と一緒に時間を過ごし、「自分はどちらの親からも愛されている」「大切にされている」と感じる体験を得ることで、人間としての基本となる「安心感」や「自信」を持てるようになり、そのことが子どもの生きていく上で欠くことのできない心の土台となるのです。子どもにとって「自分らしさ」の確立は、自分のルーツである両方の親を知ることを通して確立されます。

  父親の存在も母親の存在も、子どもの発達に欠くことのできない心のよりどころとなる特別な存在と言えます。そのためには親からの「子どもの幸せを願う気持ち」が何より重要です。

  面会交流では、親からの義務感や都合によるものではなく、子どもの気持ちや体調などが最も優先されます。例えそれが楽しい時間であったとしても、子どもが興奮したあまり、面会交流後に疲れが残って日常生活に戻った際に支障をきたすようなことは避けなければなりません。また面会交流が毎回楽しく喜びにあふれる体験とは限りません。これは例え家族が同居していても同じでことが言えます。お互いに共に過ごす中で喜怒哀楽などを経験してこそ、親子としての絆が構築されていくという理解が重要です。

面会交流ではこんなことを重視しています

子どもが未就学の場合は、できるだけ日常生活に近い雰囲気での面会交流を行います。これは特別なイベントであることより、日々の生活のひとコマとして別居親と共に過ごすことが大切だと考えるからです。特に子どもの病気感染予防や情緒安定という面を重視し、それに見合う環境で実施します。

  特に人見知りが予想される時期のお子さんの場合は、父母同席で行う、あるいは同居親には近くの別室で待機していただくなど、お子さんが安心して過ごせるための配慮も行います。

  同居親のいないところで健康面でも情緒面も安定した面会交流が可能になった子どもの面会交流では、別居親と充実した時間を過ごせるよう「親子向けの科学プロブラム」「工作プログラム」などの提供を行っています。どれも楽しみながら五感を使い、子どもの好奇心や発見力の成長を促す構成で、おとなにとっても子どもとの時間を充実したものとして楽しめる内容です。

子どもの心と、パパやママの気持ち

子どもは成長を重ねるに従い、両親の離婚という大きなできごとを通して、「自分が悪いことをしたからでは?」、「自分を嫌いになったのでは?」などの気持ちになる場合があります。面会交流とは、子どもに父母それぞれの立場から、「あなたは悪くない」、「離れて暮らしていても、どちらの親もあなたが大好き」という気持ちを伝えていく大切な機会です。

  以上のように、面会交流は子どもの健やかな成長のためにとても大切なことであり、単に親子が会うことを実現することだけが目的ではありません。面会交流は、離婚や別居になっても、父母が子育てに関して共に責任を担い、共に子育てをしていく方法の一つでもあります。また子どもにとって望ましい面会交流を行うためには、父母双方の協力が欠かせません。夫と妻という関係から子どもの父と母という立場に気持ちを切り替え、子どもの親同士というパートナーとして協力しあいましょう。

  特に忘れられがちで留意すべきは、面会交流には荷物の準備や段取り・体調管理など子どもの送り出しが必要なため、非同居親に比べ、同居親の側の負担が大きいということです。

 ですから非同居親は同居親のストレスの元となるような要素について想像力を働かせ、同居親の負担やストレスを極力軽減しようとする努力が必要とされます。もし迷ったり、わからないことがあれば、第三者である当団体へまずご相談ください。


事前相談

面会交流支援を受けるにあたり、事前の面接相談が必要となります。

面会交流の理解を深め、安心して始めていただけるようにご両親個別にお話を伺います。

面会条件、子どもの気持ちやご両親それぞれの現状やご希望、不安なこと等も含めて

面会交流の際の約束事を確認して申込書を作成していきます。

 

また、状況をお伺いして私たちではお力になれないと判断した場合にはお断りすることもありますので、ご了承ください。

お申し込み方法

下記の「面談・カウンセリング 空き状況カレンダー」の「空白」よりご都合のよい
予約日時を決めてください。

※面談可能時間は、平日10時~20時まで。日祭日を除きます。

※ご予約は、希望日前日の18時まで。

クレジットカード決済(PayPal)は、『ご予約はこちら』をクリックしてご予約ください。
銀行振り込みの方は、こちら よりご予約ください。

※クレジットカード決済の方は、当社より予約内容確認メールが自動送信されます。
※銀行振り込みの方は、ご予約後振込先が表示されます。

振込先
 ◇ゆうちょ銀行からの振り込みの場合                               記号:10080 番号:19932441
 口座名義:一般社団法人 Turn to Smile (たんとすまいる)

◇他銀行からの振り込みの場合                                   ゆうちょ銀行 ○○八支店(ゼロゼロハチ) 普通預金口座1993244               口座名義:一般社団法人 Turn to Smile (たんとすまいる) 

 

※問題がなければ、自動送信メールの後に当社よりメールはございません。
※銀行振込の場合、入金確認後に予約確定となります。前日12時までに確認が取れない場合はキャンセルとなります。
※予約確定後でも前日12時(土日祝日除く)まで日時を変更できます。(変更手数料無料)

支援内容

交流支援

親子体験などを通じて、子どもの「やってみたい!」と言う気持ちを大切にしながら、表現する楽しさや人と触れ合う喜びを積み重ねていきます。この頃の面会交流では、子どもの知的好奇心や体力に応じたプログラムを用意し、親子で楽しめる時間となるよう努めています。

子どもの心身の健全な発育、情操教育のため。

面会交流を有意義なものにするため。

具体的な内容の交流をすることで、同居されている親御さんが安心して交流をさせることが出来る。

傷つきを持った子どものケア。

子ども自身が自由に表現することで自己肯定間が高まる。

体験を共有することで親子間での会話やコミュニケーションが増える。

共同作業をすることで親子間での信頼関係が増す。

これまで気づかなかった、子どもの一面に気付くことが出来る。

具体的な子どもの成長を喜びとすることが出来る。

体験を通して、いろいろな価値観や物の見方に気付くことが出来る。


 

・未就学児の場合

  付き添うスタッフは子どもの心身の変化を見逃さないよう務めると同時に、適切な対応を取ることができるよう常に努めています。また同居親や子どもはもちろん、別居親が体調不良の場合、面会交流は取り止めますので、ご理解とご協力をお願いします。 また他親子と過ごすことでメリットがある場合、複数の親子で共に実施する場合があります。子どもが、心身ともに疲れが残らずスムーズに日常生活に戻れるよう細心の配慮も行っています。

 

・小学校入学以降の場合

  心身共にぐっと成長し、自分をある程度律することもできるようになってきます。しかしま だ未熟な点もたくさん抱えています。おとなはこどもの存在を尊重しながら、不安がないか、辛さはないかなど、配慮が必要です。 

 

◇対象:4歳~小学6年生まで

 

◇定期開催/1回  2時間  料金:お1人 ¥15,000‐ (税別)

                     +お1人 ¥10,000‐

 

※内容によっては、別途材料費がかかる場合もあります。

※開催日時はご指定できません。毎月最終日曜日開催(都合により変動する場合もあります。ご了承ください)

                                  

プログラム内容 例

★風船遊び(目安:約1~2時間)

       → 休憩・おやつ(クールダウンとして約30分)

 

 

巨大ゴム風船、紙風船、傘用のビニール袋を工作したロケットなどで次々と遊びましょう。素材の違いや飛び方の違い、そして工作など、思考・五感を使う体験となります。

 傘袋ロケットは、誰が一番飛ばせるか、わくわくドキドキ!

 

 


★シャボン玉遊び(目安:約1~2時間)

      → 休憩・おやつ(クールダウンとして約30分)

 

 

割れずに大きくできる特別なシャボン玉液作りは、ほぼ科学実験です。針金やモールなどもたくさん用意しますので、スペシャルなシャボン玉にチャレンジ! 工夫を通じて、発見や達成感を体験できます。普段の室内ではあちこち濡れてしまうし、お風呂場では湿気の多くすぐ割れてしまうシャボン玉。今日はそんなことを気にせず、外で思い切り楽しみましょう。

 


★知恵の輪作り(目安:約1~2時間)

   → 休憩・おやつ(クールダウンとして約30分)

 

 

 世界でただ一つの自分だけの知恵の輪を木とヒモで作ります。ドリルやクランプなどの工具の安全な使い方を覚え、全体を通じて指先の感覚や知力をも養います。どんな知恵の輪ができたか、見せ合いっこや自慢大会もしてください。おとなも子どももそれぞれの力を発揮でき、自己肯定感を高めるプログラムです。

 

・グループ参加にあたり、ご両親はお顔を合わせなくて済むように配慮します。

・同居されている親御さんには面会交流中の様子が分かるように、写真や様子を”支援報告書”としてお送りしています。

付き添い支援

・子どもが小さい場合や面会交流に戸惑いがある場合

・別居されている親御さんが子供と過ごすことがなれていない場合

・同居されている親御さんが面会交流に不安がある場合        など

 

 面会交流中に付き添いサポートします。

 

◇対象:1歳~未就学の子どもと親が対象

◇料金:1時間 1人 ¥13,000‐(税別)  

     (延長 2時間まで 30分毎に¥6,000-)

◇実施日:毎月第2土曜の午後

◇場所:東京都内 NPOが運営する、衛生的な親子利用目的の施設が会場となります。

 

 

たんとすまいるでは、「子どもが安心でき、病気に感染しない環境」が必要不可欠と考えています。

※面会交流場所は、こちらの指定した場所(公共施設等)になります。

※ご両親、お子さん双方が安心して交流を楽しめるように状況に合わせて慣らし交流を行います。

※スタッフの交通費、入館料等必要な費用をご負担頂きます。

※ご両親どちらのご自宅等も面会場所にはできません。

受け渡し支援

スタッフが同居されている親御さんから子どもを預かり面会交流の場所へ送迎します。

同居されている親御さんの体調やご都合が悪い場合でも、面会交流を行うことが出来ます。

 

◇対象:3歳~小学生まで

◇料金:片道1回 1人 ¥4,000‐(税別)

 

・ご利用時間は、10~18時(土日祭日)、主にJR山手線の各駅に対応いたします。

  それ以外での受け渡しは、基本外料金が発生します。ご相談ください。

 

※スタッフ交通費を別途ご負担頂きます。

詳細連絡調整支援

直接ご両親間でやり取りをすることなく、面会交流がスムーズに行われるようにお二人の間に立ち、日時や場所等の詳細連絡調整を行います。

 

◇面会交流1回につき メール2往復  ¥3,000‐ (税別)