「自分は変わりたい」 昨夏、たんとすまいるの説明会に参加したとき、自然と口から出た言葉でした。
自分は、甘えた無責任な人間でした。
典型は、お酒を飲んで、家族や友人を傷つける言葉を吐いて、
一時は反省しても、すぐに自分に言い訳をして、「変わらない選択」をとり続けてきました。
その甘えと無責任さの矛を向けて最も傷つけたのが、パートナーでした。
向日葵のように、朗らかで真っすぐな性格で、大きな笑顔の素敵な女性です。
その笑顔を蔭らせ、傷つける言動をとり続けた自業自得の帰結として、別居生活が始まりました。
ぽっかりと胸に穴があいたような空虚感、ずしりと重い胸の痛みと後悔の中で出会った、たんとすまいるに参加して、本当に遅ればせながら気付けたのは、自分がいかに対人関係を外的コントロールに頼り、周囲への感謝や有難みを忘れ、すべてが自分の選択での言動という事実に向き合わず無責任に生きてきたということでした。
「正しさではなくやさしさ」。たんとの仲間に教わった、心に残る多くの言葉のうちの一つです。
共通の友人・知人、何よりパートナー自身のおかげで、再びパートナーや子供と会うことができるようになって、その有難さをかみしめ、少しでも自分といることで、安心感や笑顔になれるよう、やさしい言動を続けようと取り組んでいます(まだまだ反省も多々ありますが、、)
時に少しは良い方向に変われてきたかなと思うこともあれば、やはりつまらないことでむかっとしたり、矢印が自分ではなく相手に向かってしまうことが日常生活でまだまだあり、「本当に自分は変わっているのだろうか、変われるのだろうか」と、ふと不安になることもあります。
しかし、その不安も、やはり自分への甘えと無責任さによるのだと思います。
「変わるのか、変わらないのか」。それは自分の選択で、変わることこそが自分の責任です。
パートナーに自分が与えた傷は完全には償えないという前提に立ち、一生をかけて優しく接し、
安心して素敵な笑顔で輝き続けてもらえるように寄り添えるかは、ひとえに自分の選択です。
これからも、たんとの仲間と一緒に「変化へのステップ」を一歩一歩、歩んでいければと思います。
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