離婚後5ヶ月経って。過渡期の自身を見つめる

5月にDVをしたことがきっかけとなり、離婚をしました。

離婚に至るまでもDVをしていました。仕事上、などの私自身の苦悩や辛さを元パートナーはわかっていないと決めつけ、そうなると暴力を振るう許可を私自身に出し、傷つけていました。

「この苦しみを力づくでも相手にわからせてやりたい」

今振り返れば、めちゃくちゃな論理の立て付けで、何の罪もない元パートナーに大変な迷惑をかけてしまいました。

 

別居や離婚をした加害者にどれくらいの割合でいるのか分かりませんが、私は当初、離婚を想定していませんでした。しかし、彼女に与えた苦痛を思い、離婚をしたいという彼女の強い意志を察して、離婚届に判を押しました。

 

Turn To Smileに駆け込むように参加したのは5月の終わりです。当時の私は離婚をしたという事実に向き合えず、落ち着いて着席して仕事をすることもできないくらい、半ばパニックのような状況でした。弁護士を通じて離婚が成立し、離婚協議書を公正証書とするなどの事務的なことを進めてはいたものの、元来、愛・所属の欲求が強いためか、離婚をひたすら後悔しました。

このような状況は3ヶ月ほど続きました。元々私が蒔いた種ですが、とても苦しい期間でした。

 

私たちは離婚をしていますが、定期的に彼女に会うことが出来ました。飼っているフェレットたちを動物病院に連れていくときや、彼女がインフルエンザで倒れたときなどに。月に1回、多い時は3回くらい会いました。

離婚後も会ってくれるのはとても救いになり、今でもLINEなどを通じて交流することが出来ています。

 

Turn To Smile参加当初は彼女に更生プログラムに参加している努力を見せたい一心でした。思いっきり外に矢印が向いていて、彼女の許しを得て復縁できないか、という期待を持ってしまっていました。

 

しかし、プログラムで学びを深めていく中で「彼女がどうであれ、私自身をより良く変化させた方が良いのでは?」というアドバイスを頂戴し、外向きの矢印を内向きに変えるような努力を続けています。

まだまだ実践中で過渡期ではありますが、この訓練や時間の経過を通じて離婚というものを改めて考え直すと、私と彼女にとって意義があったから離婚をしたのだと思うようになりました。離婚をしたことで彼女は私の暴力から解放され、支配から脱け出し自由を手に入れたのです。また私自身も、二度と暴力を振るわないという誓いを立て、加害を更生する道を手に入れたのだと思えるようになりました。

 

 

最終的な目標は、私自身がより良く変化をし、副次的な効果として彼女との関係性を良くすることと思えるようにもなりました。それがどれくらいの時間かかるのか分かりませんが、今その真っ只中にいるのだと思っています。

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