家を留守にして湧き出る感謝

わたしも、パートナーも外国思考が強い。

わたしは、コロナが明けて徐々に海外出張が増えている。

一方、パートナーはもう45年は海外に行けていないだろうか?

彼女は、国内向けの仕事がメインで海外出張の機会は少なく、

コロナで海外旅行に行くこともできなかったわけだが、

そもそも、わたしがしてきたDVの影響で子は

常に彼女にべったりで、子育てに忙しく、

身動きがとていない。

 

子はひとりながらも、共働きで日々は忙しく、バタバタとしているうちに1日を終える。

家にいれば、彼女が育児に勤しむ分、家事を分担できるが、出張中はそうもいかない。

出張中は、どれだけ彼女に負担をかけているか、容易に想像がつく。

仕事、子育て、家事と自由になる時間はほぼない。

これまで彼女は幾度もわたしの海外出張に愚痴ってきたが、

今は、それも当然のことと受け止めて、彼女の気持ちも理解できるようになった。

また、彼女の愚痴に言い返すしてきた過去は彼女を傷つけて来た過去とも言える。

近頃の出張では罪悪感を感じつつ家を離れ、旅先ではパートナーへ感謝をこころに思う。

自分を含めDV加害者は、何事も当たり前、やってくれて当たり前と日々を過ごし、

ありがとうや感謝が言わず気持ちを伝えられない伝えられない人が多い。

ありがとうや感謝を口にしてこなかった分、幸福感も低かったのかもしれない。

事実、

感謝の気持ちを口に出すことで、幸せホルモンとも呼ばれる『オキシトシン』の

分泌が活発になり、副交感神経の働きが増え、自律神経バランスを整えて、

ストレス緩和や免疫力アップといったさまざまな効果があるという。

一言のありがとうで、気持ち伝えて、共に気持ちよく、幸福を感じる。

 

パワフルなことば、ありがとう。

                                        5-9