パワハラやモラハラはどこでもある

 

4月に入って、職場は人の異動があって、かなり忙しい毎日を過ごしております。最近は、自分の仕事を進めることもありますが、他の社員や他の部門と関係して、仕事を進める支援をする役割も出てきていて、選択理論を遺憾なく発揮する場に恵まれています。

 

先日、パートナーがあることで私に悩みを打ち明けてきました。パートナーは持病があり、人より石鹸や除菌スプレーなどを多く使ってしまう傾向があるのですが、パートナーが使用するとある施設で液体石鹸を使わせてもらっているのですが、ある時に液体石鹸の近くに「不正使用禁止」「洗い物禁止」という貼り紙が貼ってあり、パートナーは張り紙を貼られたのは、自分のせいではないか?とかなり不安げに話をしていました。

 

別にパートナーは不正に使用しているわけでもないし、まして洗い物などしているわけではないので、パートナーには「不安や心配になっているのはわかったけど、事実は貼り紙をしているということだけで、パートナーが原因で貼り紙をしているとは現段階では分からないよね?もう少し様子を見た方がいいのではないかな?」と言っていましたが、パートナーはその施設を使う時間だけ貼り紙を目立つところに張り替えたり、石鹸が出ないようにしたりということが続いたので、これはパートナーを狙っているかもしれないと感じました。またそれがその施設の警備員がやっているようだということが分かってきました。

 

そして、ある日その施設にパートナーと一緒に私が行き、警備員に話しかけて、真相を聞きました。

詳細な会話のやり取りはここでは省きますが、警備員はパートナーがその施設の液体石鹸を一方的に不正に使用していると決めつけている節がありました。私がその警備員にいくつか質問をしていくうちに、不正使用と決めつけているわけではないとか、その施設は使うなとは言わないけど好ましくない等、警備員は仏頂面で、まるで自分には非がないように言い訳をして取り繕っていました。しかし、翌日になって、不正使用の貼り紙は取り外されて、パートナーはすごく不安が解消されたと喜び、私に感謝を伝えてきました。

ただ、その施設には今後も同じ警備員がいる可能性もあるため、この施設を管理しているオーナー会社に起きた事実を話して、その警備員を責めるのではなく、他にも今回のようなことが起きないとも限らないので、管理しているビルの警備員に今回起きた事実を通達して再発しないようにしてほしいと要望しました。

 

今回のことを受けて、パートナーとも会話したのですが、今回の警備員の行動は、パートナーに事情を聴くなど事前にコミュニケーションもせずに「パートナーが施設の液体石鹸を不正使用している」と勝手に決めつけて、貼り紙で暗に個人攻撃をしているような陰湿なやり方のように感じると話をしました。このような行為を通じて、パワハラやモラハラはどこでも起こりうるのだなと感じました。

また、人の思い込みは本当に怖いなということと、人が人を勝手に決めつけるという行為は人を傷つけるということを再認識しました。そんなことを言う自分も、以前は、パートナーを「馬鹿だ」「不器用だ」と決めつけて、パートナーに心の傷を負わせていたのを思うと寒気が走りました💦。このような決めつけはしないことは勿論ですが、対等平等な関係性を作っていきたいと思ったし、パートナーに対してでなく、出会ってくれる様々な人たちにも決めつけをせずに接していきたいと思いました。

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