グループ参加プログラムで話した私の振り返り

昨年のグループ参加プログラムの振り返りで、私の暴力行為を参加メンバーに話したことが今でも印象に残っています。

 

その日、仕事が終わり私は帰宅のため、発車間際の電車に電車に急いで飛び乗った。

「間に合った」と思った瞬間、私の後から乗ってきた男性に背中を押された。

私はイラッとして、その男性を思い切り肘打ちした。

 

その男性は、私に肘打ちされたことに腹を立てて私の腕を掴んできた。

その瞬間、私はその男性を睨み威嚇し、掴まれた腕を振り払った。

そして何食わぬ顔をしてスマートフォンをいじり、次の乗り換えの駅で電車を降りた。

 

すると、先ほどの男性も降りてきて、「暴力だ。警察に行きましょう。」と腕を掴んできた。

私はその男性を睨みつけ、「うるせぇ」と怒鳴りつけて手を振り払い、次の乗り換え電車へ向かって歩いていった。

 

これが、その日の私の暴力行為の一連です。

 

私には、自分の中にため込んだ怒りがちょっとした出来事で爆発することが過去にも度々ありました。

その日、私はイライラしていた。

職場で上司との業績評価面談の結果、自分が思っていたよりも低い評価であることに不満だった。

 

また、私は自分が勝てそうな相手には強気に出ることもありました。

電車で押された瞬間、チラッと後ろを見るとその男性は私より小柄であったため、喧嘩になっても力で勝てるだろうと予想したうえ暴力的行動を選択した。

 

これらは、妻と同居中、私が妻に対して選択してきた数々の暴力的言動に類似しています。

 

参加メンバーからは、自分も同じようなことをしたことがあるという発言や、

 

相手によっては、警察沙汰、弁護士沙汰になることもある。

電車で後ろから押されたときは、物理的に自分の怒りを継続できない状況にする。その場を離れる。

押されないようにするため、電車に乗る列ができたときは最後に入る。

 

電車の中は不特定多数の人が集まる場面。特に通勤電車はイライラしている人が集まる時間。

イライラしている人が多いと、ちょっとしたことでもイライラを増長させる。

通勤電車はそのような場所だと認識しておく。巻き込まれないようにする。

自分から暴力のもとになることを起こさない。

 

自分の心の状態を見直す。イライラしているときは、今日は怒りやすい日だと認識しておく。

心の状態を把握しておくことで、暴力的になることを避けられる。

 

など多くのアドバイスもいただきました。

 

私は自分のしたことを正直に参加メンバーに話すことをためらいましたが、話して良かった。

自分のしてしまったことの重大さを人や自分に対して隠し続ける限り変われません。

 

自分の暴力的言動を振り返り、言動を改めなければ、形を変えて再び同じようなことが自分にやって来る。

平常時に暴力を振るわないのは当たり前。ちょっとしたことでも、暴力的思考を手放せているのかを試されている。

そして、相手を選んで暴力的手段を取る自分がいたことに気づきました。

 

イライラしている自分に気づいたときは、人やもの、自分が今いる環境への感謝。

ものごとの視点を変えてみるリフレーミングの実施。自分で自分のきげんを取り、心のスケールを上げる。などを継続し、日々自分自身を変えていく。

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